起動時の設定
ファイルとディレクトリ
起動時に設定用のファイルを含むディレクトリが作成されます。ディレクトリは環境変数 EBV_CONFIG_DIR で指定可能です。指定がない場合は ${HOME}/.config/ncs/nebv
になります。
ディレクトリ内には以下のディレクトリ、ファイルが作成されます。
- cassette/
- カセットファイルの収納先
- pellicle/
- ペリクルファイルの収納先
- fonts/
- フォントファイルの収納先
- plugins/
- プラグインファイルの収納先
- license.d/
- ライセンスファイル収納先
- nebv.conf
- neoEBV の設定ファイル (Preference File)
- nebv.gui.conf
- neoEBV の画面設定ファイル (Context File)
- nebv_additional.conf
- neoEBV の起動時追加設定ファイル
- nebv_theme.conf
- neoEBV の色割り当てファイル
このディレクトリが削除されるとユーザによってカスタマイズされた全ての設定が消えるので取り扱いに注意して下さい。
また、neoEBV が起動されると適宜一時的なファイルを格納するディレクトリが作成されます。このディレクトリは中間ファイルや、レジューム情報の置き場として使用されます。このディレクトリは環境変数 EBV_DATA_DIR で指定することが可能です。指定がない場合は ${HOME}/.local/share/ncs/nebv
です。
カセット、ペリクル
EBV Text フォーマットで、カセット、ペリクルのサンプルが格納されジョブデック表示時に一緒に表示することができます。ユーザが任意のフォーマットのファイルを置き、起動オプションか、プリファレンスで指定することで独自のカセット、ペリクルを表示することができます。
プラグイン
plugins ディレクトリに Python で作成したプラグインファイルを格納することで neoEBV の機能を拡張できます。 詳しくは プラグイン ページをご覧ください。
環境変数 EBV_CONFIG_DIR
neoEBV は各種設定ファイルを収納したディレクトリを指定する環境変数 EBV_CONFIG_DIR を持っています。この環境変数が指定されていない場合、neoEBV は ${HOME}/.config/ncs/nebv
ディレクトリを参照します。複数のユーザーで同じ設定を使用したい場合などに EBV_CONFIG_DIR を設定して下さい。
- 設定方法
$ export EBV_CONFIG_DIR=<path> (bash)
または
$ setenv EBV_CONFIG_DIR <path> (csh/tcsh)
- 起動時に設定する方法
$ EBV_CONFIG_DIR=<path> nebv <filepath>
環境変数 EBV_DATA_DIR
neoEBV は一時的なファイルを格納するディレクトリを指定する環境変数 EBV_DATA_DIR を持っています。この環境変数が指定されていない場合、neoEBV は ${HOME}/.local/share/ncs/nebv/
ディレクトリを参照します。該当のディレクトリは使用したくない場合などに EBV_DATA_DIR を設定して下さい。
- 設定方法
$ export EBV_DATA_DIR=<path> (bash)
または
$ setenv EBV_DATA_DIR <path> (csh/tcsh)
- 起動時に設定する方法
$ EBV_DATA_DIR=<path> nebv <filepath>