Density Map File
メッシュごとの領域に対する図形の面積が占める割合を記載したファイルです。
作成方法
以下のいずれかの操作で Density Map File を作成することができます。
Density Map File の内容
作成した Density Map File は以下のような形式で記述されています。
#Density Created by nebv VERSION (uid=UID) USER@HOSTNAME DATE
#COMMAND addDensityMap
#ARGS AREA="490.8,341.5,530.8,351.5"
#ARGS MESH_SIZE="10,10"
#ARGS OVERLAP_SIZE=0
#ARGS ORIGIN="Selected Area Lower-Left"
#ARGS CLIP_METHOD=Overhang
#xmin,ymin,xmax,ymax,rate,dimension[um^2]
490.8,341.5,500.8,351.5,0.012000,1.200000
500.8,341.5,510.8,351.5,0.150000,15.000000
510.8,341.5,520.8,351.5,0.100500,10.050000
520.8,341.5,530.8,351.5,0.037500,3.750000
530.8,341.5,540.8,351.5,0.037500,3.750000
:
:
#COMMAND は addDensityMap 固定です。この行から次の #COMMAND までを一つの計算結果として扱います。
#ARGS には結果を算出するのに使用したパラメータの情報が記述されています。
#ARGS とパラメータの関係は以下となります。
| #ARGS | パラメータ |
|---|---|
| AREA | Area |
| MESH_SIZE | Mesh Size |
| OVERLAP_SIZE | Cell Overlap |
| ORIGIN | Map Origin |
| CLIP_METHOD | Clip Type |
Density Map File を読み込んで表示する
メニューから実行する
メインメニューから Load Density Map File を選択すると Open Density Map File ダイアログが表示されます。

Density Map File を指定して OK を押すと、ファイルに記述された計算結果がそのまま使用され、スクリーン および Calculation Panel に表示されます。
コマンドラインから実行する
起動時に--density-map-file-in オプションを使って Density Map File を指定すると、起動後に記載された計算結果が スクリーン および Calculation Panel に表示されます。
$ nebv --density-map-file-in=/path/to/density_map_file.txt ...
詳しくは 起動オプション ページの --density-map-file-inをご覧ください。
制限事項
- 古いバージョンの nebv で Density Map File を作成した場合
#ARGSの記述がない場合があります。 - Density Map File を読み込む場合、以下の制限があります。
#ARGSがすべて記載されているか一つも記載されていないファイルのみ読み込み対象とします。#ARGSの記載がないファイルの場合、記述された結果情報からその結果を求めるのに使用した条件を推定します。Map Originが (0, 0) かつClip Typeが Overlap または Clip の場合、推定できないケースがあります。
- 結果情報はすべてのメッシュについて記載されている必要があります。
--density-map-rate-rangeオプションや--density-map-rate-diffオプションを使用して作成した一部のメッシュしか記載のない Density Map File は読み込み対象外とします。
最終更新 05.12.2024